社長メッセージ

社長メッセージ

平成22年2月4日

長い間、メッセージを書く気になれなかった。ほぼ1年ぶりとなる。わずか1年の間にこんなにも状況が変化するとは思わなかった。急激な世界不況の影響で国内の多くの産業は停滞した。もちろん建設業界も公共工事の激減とともに景気の悪化が深刻なものとなりつつある。当然わが社にも大きな影響が出た。昨年4月には、私が社長就任以来、初めて赤字決算を余儀なくされた。ある程度、利益の出る仕組みを構築したつもりであったが自らの甘さを思い知らされる結果となった。昨年10月頃からやや状況は好転したものの、まだまだとても安心できるものではない。

国民は現在の状況に耐え切れず政権交代を選択し、新政権に期待した。「コンクリートから人へ。」
この3ヵ月の間、事業仕分けなど税金のムダ使いが国民の目にさらされたり、順調に進んだように見えた。しかし掲げたマニフェストの変更などここに来て早くも政権交代時のトーンは下がりつつある。首相の発言は権力ある政治家の意見によって変わっていく。何事にも「ぶらかす」という謀ごとで問題を先送りしていると感じる。何かの本で読んだ、「浦賀にペリーの黒船が来航したときの幕府の対応に似てるな。」これといった決断をせず、ただ時間を先延ばししている。これでは首相としてリーダーシップがないと言われても仕方ない。支持率も50%を下回った。このままでは短期政権になりかねない。

相変わらず、企業の倒産数は建設業がトップで、裾野の広い業界であるだけに社会への影響は大きい。新年を迎えて景気対策が急務である。見通しがつかない。憂鬱な年初めである。今は地道に耐えるしかないのか。ピンチをチャンスに変える秘策を日々模索する。

今日は、ISOの監査の初日。自らの会社を冷静に見直す良い機会だ。足元を見つめ直し、生まれ変わった植田建設として飛躍したい。

私事ですが、数年前から下肢のしびれを感じており、自分的には肥満のせいだと思っていた。年々ひどくなっていくので、整形外科の診察を受けると「脊柱管狭窄症」と診断された。つまり脊柱管の神経の通り道が圧迫され、下肢のしびれが起こるというものです。私の症状から手術をする以外に回復の見込みがないというものでした。さっそく手術をするために入院したものの心臓や腎臓が悪くすぐに手術できないということになった。自分の体がそんなに悪い状態だとは自覚症状がないだけに思ってもみなかった。やっと手術が終わって二週間前に退院しました。もう大丈夫です。

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